クレメンティ校 校長挨拶
『自ら考え、正しく判断し、行動する』
令和6年度が始まりました。今年度もクレメンティ校の子どもたちのために、職員一同 力を合わせて頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
学ぶということは、もともと楽しいことです。知らなかったことを知る、順序だてて考えて仕組みがわかる、考えながら練習してできなかったことができるようなる、このことは、子どもたちもうれしい、楽しいと感じるはずです。それをさらに多くの友だちと一緒に行うことで、その楽しさは増していくのではないでしょうか。この学びの楽しさを子どもたちにしっかりと感じてもらいたいと思っています。
そして学校は、教職員の連携と協力、保護者の皆様のご理解とご協力及びご支援、学校との信頼関係、また関係諸団体や地域の支えがあって成り立っています。その学校で子どもたちが主体的に自律的に学習し、友だちと積極的な交流をして過ごすことをめざしています。
学校生活の様々な場面で子どもたちが学ぶ楽しさを感じ、「自ら考え、正しく判断し、行動する」ことができるよう支援・指導し、学校教育目標の実現をめざしていきます。そのことが、多文化共生の社会であるこのシンガポールという地において、「豊かな国際感覚をもち、世界の人々とつながろう」とする姿勢につながっていくと考えています。
今年度も、クレメンティ校では学校教育目標を『夢をもち 夢を育み 夢を叶える教育実践』とし、ねらいを明確にした学習計画のもと、子どもたちが毎日、「希望をもって登校し、満足して下校」できるよう教育活動を進めます。
教育目標の具現化を図るために、次の6つを教育の柱として実践していきます。
1 「生きる力」を育む基礎・基本の徹底
(1) 確かな学力を育むための学習活動の充実
(2) 豊かな心の育成
(3) 健やかな身体の育成
2 英語教育の重視(英語でのコミュニケーション力の向上)
(1) 英語科Ⅰ(少人数による習熟度別英語学習)
(2) 英語科Ⅱ
(3) イマージョン教育(英語での音楽・水泳の授業)
3 国際理解教育の推進
(1) 異文化理解と日本の伝統・文化の尊重
(2) 現地校との交流、異文化体験
4 ICT教育の充実
(1) Chrome bookなど情報端末を活用した授業・指導方法の工夫・改善
(2) 情報機器の活用、情報活用、情報モラルについての系統的指導
(3) プログラミング教育の充実
5 特別支援教育の充実
(1) 「個別の支援計画」「個別の指導計画」に基づいた計画的な指導・支援
(2) 児童一人一人の実態に応じたきめ細かな指導・支援
(3) 学級担任と支援員との連携、交流学級との連携
(4) ユニバーサルデザインを意識した環境整備や授業つくり
6 保護者・地域との連携
(1) 保護者や地域との連携を深め、信頼と協調の上に立った開かれた学校つくり
(2) 日本人会との連携
(3) 日本人学校協同組合と連携した登下校時の安全確保
(4) PTAや保護者ボランティアとの協力と連携
学ぶ楽しさを味わえる「通ってよかった 通わせてよかった クレメンティ校」をめざし、教育活動を行っていきます。そしてシンガポール日本人学校のめざす教育である『豊かな国際感覚をもち、世界の人々とつながろうとする人材』の育成に努めていきます。
引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年4月
シンガポール日本人学校クレメンティ校
校長 島田 道雄